2016年4月18日月曜日

野口克海先生 お別れの会


今年1月21日に逝去された野口克海先生のお別れの会を開催しました。4月17日午後、シティプラザ大阪において、470名にも及ぶご参会の皆さんとともに、野口先生を語り合いました。写真は、呼びかけ人を代表して弔辞を述べる大阪教育大学前学長の長尾彰夫さん。続いて、「野口先生から仕事のやり方、人との接し方を学ばせてもらいました」と豊中市長の淺利敬一郎さん。「人を知り、人を助け、人と共にあることの充実を、自らの生きる姿によって示された」と、大阪教育大学学長の栗林澄夫さん。「先生からいただいた金言を忘れることなく、子どもと真摯に向き合い、日々の実践に取り組むことが一番の功徳になるものと存じます」と高知県檮原町教育長の久保栄八さん。
野口先生が亡くなってから、どんどん野口先生を失っていましたが、お別れの会に集った人々の中に、確かに先生が生きておられると実感することのできる集会となりました。お別れの会に出席したいけれども、どうしても参加できないと、多くの方からご連絡をいただきましたので、ご報告いたします。ありがとうございました。

2015年2月23日月曜日

第18回子ども教育セミナーを行いました

2月22日、ホテルアウィーナ大阪において、第18回子ども教育広場セミナー・第41回これからの会例会を行いました。まず最初に大阪市内の小さな書店の取締役である二村知子さんから「元気のあるまちの書店づくり」というテーマでお話をいただきました。書店がどんどん潰れていく中で、人、町、暮らしを大切にして、作家と読者をつなぐイベントを毎月2~3回行うなど、攻めの書店経営を行っていること。小さな書店だからこそできること、高齢者や店に来ることのできない人に本を届ける、親と子が触れ合うイベントを通して親と子をつなぐなどなど、具体的な実践をたっぷり語っていただきました。続いて、写真のように野口克海代表から「よもやま話パート41」として、近況の報告がありました。最後に、会員の上田実さんが毎年東北の子どもたちのために、本の読み聞かせやマジックを届けている実践を報告してもらいました。午前中の短い時間でしたが、中身の濃いセミナーにすることができました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。

2014年9月2日火曜日

エンパワ経験者と語る 子どもたちや教職員を信じる心や行動

写真は、昨年(10期生)の「野口克海・園田雅春と語る 若手教師エンパワメント・ワークス」のアクションプランです。今年(11期生)の参加者がイメージしやすいように、シンプルでよくできた模造紙を選びました。タイトルは「たい」を育てる学級・授業づくりです。先生が話してばかりで楽しくない、覚えるばかりで楽しくない、黒板を写すだけで楽しくない、そんな授業からの転換を図ろうとするプランです。子どもたちが、見タイ、聞きタイ、知りタイ、覚えタイ、話しタイ、伝えタイ、教えタイ、そんなふうになるために、4つのアクションが構想されています。①まず教職員の授業力向上のための努力、教師自身が学びの場へ。②生活と結びついた授業づくり。③子どもを好きになって、子どもに寄り添っていく。④考えたくなる発問、学びたくなる発問を教室へ持って行く。このプランをたてたグループは、このプランをどのように実現しているでしょうか。

夏休みの終わり、エンパワメント・ワークスの卒業生と一緒に会食する機会がありました。1期生、4期生、5期生、7期生と4人のメンバーは、それぞれ学校ではリーダーに成長して、若い教職員を引っ張っている存在です。立派に成長したメンバーに、今年のエンパワメント・ワークスの話や管理職として学校をあずかることのおもしろさを話しました。学校づくりのビジョンやリーダーシップ、先生方への支援や子どもたちとの時間の過ごし方を語っていると、「私が子どもたちにこんな学級を作ろうとしていることと一緒ですね」と。管理職になり手がないという風潮が広がっているようですが、子どもたちのために一生懸命取り組んでいる先生にこそ、夢を持って学校づくりをして欲しいと思いました。いただいた感想を少し紹介します。
〈エンパワでの数々のワークを振り返ると、あらためて岡田先生の思いやねらいが見えて、今の職場の子どもたちや職員へも行ってみたいと思うものばかりです。管理職のお話も、とても新鮮でした。私たちの年代は、採用も少なく、遅かれ早かれそのような立場になるのかと思うと、視点をシフトしながら物事を見ていかなければならないのだと思いました。〉
〈お話を聞かせていただき、自分の未熟さや小ささを恥かしく思いました。とくに、岡田先生の『学校の先生方への「支援心」』に圧倒されました。子どもたちや教職員を信じる心や行動、教委や大学の支援を信じる心や行動、どれも私にはとうてい実現不可能な世界でした。学校マネジメントへのゆめ・魅力・迫力をずしりと感じました〉

2014年8月21日木曜日

こんな温泉学級をつくりたい アクションプランから

子ども教育広場が主催する「若手教師エンパワメント・ワークス」のメインは、2日間の成果を一枚の模造紙に表現するアクションプランづくりとその発表です。今年も、こんな素敵なアクションプランが、ぞくぞくと登場しました。
タイトルは「温泉学級をめざして」、このネーミングがいいですね。この温泉学級の効能は、①疲労回復、②こり解消、③気力充実、④視力回復と万能です。まず第一段階は、教師が学級を温めるだんかい。思いを込めた手立ての湯をあたためます。第二段階は、温め続けることによって、お風呂学級ができあがる段階です。とてもいい表情の子が増えてきました。そして、第三段階は子どもたち自身が学級を温める段階です。こうなると、子どもたち同士のつながりができ、納豆菌のように子どもたちが一つのチームになっていきます。目指すは、「そこにいるだけで誰もが温かい気持ちになり、安心して過ごせるクラス」です。こんなイメージを共有できただけでも、エンパワメント・ワークスに参加してよかったと感じました。

2014年8月14日木曜日

エンパワメント・ワークス2014を行いました

子ども教育広場が主催する「野口克海・園田雅春と語る 第11回若手教師エンパワメント・ワークス」を開催しました。8月12日、13日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、第11期生の26人とスタッフ24人の合計50人が、これからの教育について対話しながら、2学期からのアクションプランを完成させていきました。今回、特に力点をおいたのが、学びっぱなし、話しっぱなしではなく、学んだことが変容につながること、そのために学んだことを一人ひとりが確かなものにしていくということでした。そこで、毎年のプログラムを変更し、野口先生と園田先生の講演を初日にし、二日目に余裕をもってアクションプランを考え、ゆったりとクロージングしていくというスタイルをとったことです。写真は、初日のオープニングで私が提案した2日間のイメージです。参加者の皆さんのアンケートを読んでいますと、ほぼこのイメージで2日間の学びが進んだようで、うれしく振り返っています。

2013年8月15日木曜日

第10回を数えたエンパワメント・ワークス

子ども教育広場が主催する「若手教師エンパワメント・ワークス」を、8月13日、14日の2日間、大阪市のプリムローズ大阪で開催しました。第10回目を数える今回は、参加者(10期生)が38名、スタッフ(1期~9期生を含む)が30名と盛況でした。第10期生の感想をいくつか紹介し、当日の様子を伝えたいと思います。
〈熱い、一生懸命な先生と本気で語り、話せたことがよかったです。いろいろな人と考えに触れることができました。2学期から学校でもっとがんばろうと思うことができました。〉
〈全員が主役になれる場がありました。色々な先生と関わることができました。〉
〈10期生だけでなく、1期生から9期生まで、様々な先生が来てはることがよかったです。正面から話ができました。〉

〈先輩とたくさん話せたこと。友だち(仲間)が増えたこと。話し合ううちに具体的なことを考えられたことがよかったです。〉
〈たくさんの先生方と交流できて、悩んでいるのは自分だけじゃなかったことに、心のどこかで少しホッとしました。たくさんの実践とも出会い、あっ!それ使えると思うことがたくさんありました。〉
〈みつばちになって、自分の課題を聞きに回れたことがよかったです。いろんな先生に話を聞いてもらえ、同じ悩みを持っている人がけっこういるんだということが分かりました。〉
〈アクションプランの発表は、5分という短い時間でしたが、グループで考えたことを分かりやすく伝えてくれ、自分も考えることができました。〉
〈アクションプランへのコメントは、びしっと言っていただき、「悔しい!見返したい!」と思え、ただの自己満足で終らない、実のあるものになりました。〉

2012年9月16日日曜日

君を幸せにする「学校」

天野敦之さんのワークショップに参加したという角田尚子さんのブログを読んでいて、天野さんってどんな人だろうと、アマゾンの古書店から取り寄せた(新刊は在庫なし)一冊が、『君を幸せにする会社』です。予想以上におもしろく、君を幸せにする「学校」と置き換えて読んでみました。さびれた温泉宿を社長の「クマ太郎」が、社員とともに再生するストーリー。
〈どれだけ社長がお客様の幸せを唱えても、ノルマの達成度合いで人事評価している限り、社員は真剣にお客様の幸せを考えようとはしない。〉
〈「そうだ。この機会に評価制度も変えよう。お客様を幸せにした人が評価されるような評価制度にしよう」〉
〈成功は幸せの条件じゃない。むしろ逆に、成功を目指して競争すれば、感謝の心を忘れ、幸せから遠ざかる。〉
〈自分に克てば、誰かを傷つけることはないし、みんなが自分に克つことを目指せばみんなが輝ける〉
岬中学校の目標は、「安心して学べる楽しい学校づくりをとおして、一人ひとりが輝く」です。他人と競争するのではなく、「自分に克つ」そんな生徒を育てる環境をつくりたいと思いました。