土門 拳 著 小学館文庫
野口代表が園田学園を退職されるとき、校長室にあった本(段ボール33箱分)をいただいた。必要な本を残して、あとは古本屋にでも処分するようにとのことだったが、せっかく代表が収集された本なので、岬町青少年センターの1室を借りて、蔵書を並べてもらった。私が読んだ本などもそこへ追加して置こうと思っている。このブログでは、そんな野口蔵書も紹介していきたい。土門拳の次の言葉が、すべてのリードに置かれている。
大事なモノは見れば見るほど魂に吸いつき、不必要なものは注意力から離れる。ぼくはこれぞというところにカメラを向け、フレームの真ん中にそれを据え、ピントをギリギリまでよく合わせ、「エイッ」とばかりに気合いを込めてシャッターを切る。p3
全編に土門の気合いが満ちた写真がふんだんに使われている。野口代表が山形県酒田市に講演に出向いたとき、終ってから寸暇をおしんで土門拳記念館を訪れたそうだが、そのときに購入した本かもしれない。解説は、弟子の藤森武さん。次のフレーズが、俳句を作る私自身の参考になった。
まず最初に書物で「調べる」。調べたあとに「見る」。その次が「感動する」。これは素直な感動です。感動したあと「凝視する」。これにうんと時間がかかる。最後に「撮影する」。この五段階の手順を必ず踏む。(略)よく土門拳は撮影が遅いといわれますが、それはちがう。1点撮るのに2時間かかるとすると、1時間あまりは見ている。それだけたっぷり見たら、撮影は早いんです。p200
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